ちょこっと料理のお話 (2) 


スコーン 


少し暖かくなってきました。3月は天候不順です、飛行機事故や天災が多い月でもあります。思い返せばたいていの嫌な事は3月だったような、、風邪も引きやすいですよね、、

冷蔵庫に置き忘れたようなバターが半分、端が干からびそうな気配で転がっていました。何か使う手を考えないといけません。強力粉が底に少し残っている袋を見つけました。手を煩わせずに何かおやつを、と思いました。発酵もいらず、寝かせも要らず、すぐにできる物と言えば、「スコーン」です。昔々シンガポールのラッフルズで饗されたハイテイのしつらえを思い出しました。イギリス風の気取った三段仕込みのお皿にゴロゴロとのっかていたボソボソのクッキーパンのようなもの、、ジャムやクロテッドクリームをたっぷりとのせて食べるもののようでした。何ともなじみのないものでしたが、素朴な味わいと中途半端な形になんとなくひかれて、好物になりました。

スコーンは粉とバターさえあれば、すぐにできるお菓子のようです、無精者にはもってこいですね、今はバターをミジンにするフードプロセッサーなどもあって、短時間に作業ができます。強力粉とベーキングパウダーを計り、砂糖、塩、バターを混ぜ込み、ミルクを入れて丸め、オーブンに並べ、200度で15分ほど焼けば、ホカホカサクサクのスコーンが出来上がります。

3月の少し寒い日の午後、たっぷりといれた紅茶と共に、ゆったりとした時間がスコーンと共にゆるゆると過ぎてゆきました。(2026.3.6.)

 



カレーパン


寒さが続きます。大寒が過ぎてもまだまだ春は遠いです が、残り物のカレーが冷蔵庫にあって、気にかかっていました。三方原のじゃがいもをさいころに切って加え、カレーパンの具を作り、油で揚げないパンにしてみました。
寒い時期ですから発酵に時間がかかり、一日仕事になってしまいましたが、何とか出来上がりました。
山盛りにしておいたのですが、同居人は手を伸ばしす気配がありません。油で揚げないカレーパンなんておよびでないのでしょうかね、、仕方ないので毎日お昼ご飯にパンを食べる破目になってしまいました。
立春が過ぎて、もうバレンタインの日が明日にせまりました。
そろそろ春の足音がきこえてもいいのではないでしょうか、チョコレートならぬ出来の悪いカレーパンを抱えて右往左往している2月のおbabaでした。(2026.2.13.)


 今年の恵方巻き


20年目のお正月 

浜松へやってきてから20年目を迎えます。よくもこんなに長い期間を無事に過ごせたものと、驚きながら喜んでいます。
いつも通りの変り映えしない「お節」ですが、今年は暮れに集まったお料理友達のご要望で、テリーヌがお目見えいたしました。ホタテ、はんぺん、たまご等をプロセッサーで潰し、調味料を加えて蒸し焼きにしました。出来はイマイチで、あまり評判は良くなかったのですが、目先が変わって新しい感じが少し出たようでした。まだまだ勉強の余地が沢山あるように思います。 
もしも来年も元気で生きていれば、研究の成果が出せるかもしれませんが、何せ米寿のおbabaですから、先のことは申せません、鬼が笑うかもしれませんし、、そういえば節分もすぐにやってきますね、月日の足の速さに驚くばかりのお正月でした。 (2026.1.12.)

小正月のフレンチトースト


 クリスマスのお皿


 暖かい冬です、晴れた空が広がり、冬至の日の短い太陽が大きく広がったいい日でした。料理の友人からの恒例のお誘いに、老体のギシギシを忘れて、クリスマスのお皿つくりに頑張りました。
今年の要望は「テリーヌ」、、

ホタテと鮭を使った紅白のテリーヌを前菜に、ポークロールをメインにすることにしたのですが、豚ロースが思いのほか硬く、巻き込んだミンチも3種のナッツを砕いて入れたりしてみましたが、あまり食感がよくなくて、惨敗でした。次は良く煮込んでみることにして完了、デザートのサンタクロースのケーキにワイワイと盛り上がった一日でした。

クリスマスに何の思い入れもなく、宗教感もないのに、なんとなく赤や緑の飾りをつけたり、華やかそうな盛りつけをしたりするのは、日本人の習性なのでしょうか、、とりあえず、「廃棄食物」を出さないことや「ガザの飢え」にも話が及んだのが今年の収穫でした。(2025.12.23.)

 


洋梨のタルトレット
 

 漸く秋と言える気温になり、長い夏が終わりました。小春日和の日がきたりするようになり、秋があったのだ、、と、ひと安心するような感じです。同居人が洋梨ラフランスを見つけてきましたが、硬い果肉でした、3日ほど放置して柔らかくなってから薄切りにして秋のおやつにしてくれました。バターやアーモンドの粉を探し出し、タルトレットが出来上がりました。
なかなかの出来上がりで美味しく、プロ顔負けの味でした。あまり期待していなかった午後のお茶がことのほか楽しく頂けました。次は少し手伝って、大きな型にして焼いてみようかと話し合っています。

遠州灘のからっ風が吹き出す前の、ほんのわずかな秋のひとときでした。(2025.11.18.)


   

 (2026.3.01.)のリンゴタルト



栗のおやつ 

 連日の猛暑、もういい加減にしてほしいと思う今夏、残暑などという甘い言葉では言い表せないほどの酷暑のまま、9月に入りました。台風の持ってくる湿気の多い熱い風にぐったりとして何事も進みません。そんな中で秋の味覚はしっかりと出てきました。「栗」です。

子供の頃、台風が明けた朝に、庭の栗の古木から落ちた沢山の栗のイガを拾って、イガを下駄でこじ開け、鬼皮をかじり剥き、渋皮をこすり取って、生のままカリカリと食べたものでした。親に見つかればお腹を壊すと叱られるのですが、生栗の美味しさは特別でした。台風一過の空は青く晴れ渡り、秋の風が少し吹いていたように思います。季節がしっかりと移り変わっていました。

たっぷりのお湯を沸かし、栗を1時間ほどコトコトと煮て、そのまま冷まします。すっかり冷めたら、取り出して皮をむき、カラメル砂糖を作って絡めます。栗のおいしさが感じられる簡単なおやつが出来ました。昔を想いながら、ホクホクといただきました。早く秋になってほしいものです。 (2025.9.05.)

贅沢お寿司



小烏賊のいかめし
 
 猛烈な湿度と温度の高さ、、今年の夏はまだ始まったばかりなのに、もう体調不安を感じるような酷暑になっています。年々高温になり、地球が超高温期に入ったとしか思えません、長い歴史の中で氷河期や高温期を繰り返してきたであろうことを思うと、人間の仕業だけではない大きな自然の流れがあるようにも思えてしまいます。

その朝あがった魚を並べているお店に、小さな烏賊が並んでいました。柔らかそうで活きも良さそう、、ただ煮つけや唐揚げにしてしまってはもったいないような気がしました。

糯米を1時間ほど浸水し、烏賊の足を刻んで一緒に烏賊の胴体に詰め、甘めの醤油煮汁で煮込んでいきます。糯米が生ですから50分程煮込みます。最後に煮汁を煮詰めてトロトロにしていかに絡めれば出来上がりです。目先が変わってなかなかのお味でした。(2025.7.27.)



茄子のオクラあんかけ

 
 料理教室というものを最近はあまり聞かなくなりました。インターネット、スマホで軽々とレシピが見られるので、交通費をかけて出かけて行ったり、見知らぬ人達と気を遣いながら料理を作るということをしなくて済むからだということでした、、、色々な人と一緒になって作業をすることは、気働きがいりますが、人とお付き合いすることで勉強になることも多いのに、、とオババは思ってしまいます。

この地に越してきて真っ先にやったのが料理教室を探すことでした。好きでやってきたことを続けたかったからでした。見つけた教室で、同じチームの方でなんとなく息が合い、「お主、やりますな、、」と感じたお二人と、おつきあいをするようになりました。講師先生の高齢や教室の立地の問題もあり、教室が閉鎖されてから20年も経ちましたが、年に数回、料理を作る日を決めて集まっています。「コンフィ」や「パエリャ」もその時のお皿です。

今日の茄子のお皿は、T調理師学校の若手講師がTVでやられていたものです。ネットの先生もなかなかでした。
薄口のだし汁を作って冷やしておき、薄切りの白茄子をフライパンで焼き、冷えただし汁に浸します。味が浸みましたらオクラのみじん切りをかけるだけなのですが、トロトロの食感かなり好評でした。(2025.7.17.)


ちょこっと料理ページ(1)へ


ちょこっと料理ページ(1)へ   ホームトップへ

タイ風グリーンカレー 
 
 ココナッツの缶詰と、野菜や香草をつぶしたグリンカレーの素を詰めた瓶をエスニック棚で見つけてきました。今はやりのグリーンカレーを作ってみました。日本風のカレーとはまた違ったスープ仕立てのカレーで、蒸し暑い夏にはもってこいの味です。

トマト、ズッキーニ、茄子、赤ピーマン、黄色パプリカ等と鶏肉をココナッツミルクで煮込み、グリーンペーストを加えて香りと辛味を加えてナンプラーで味を整えれば完成するお気軽カレーなのですが、バジルやパクチーを最後に加えてエスニック調を出しますと、趣が変わり、アジアの香りがしてきます。
好き嫌いはあると思いますが、たいていの方は美味しそうに召し上がってくださいます。
(2025.7.13.)


ちょこっと料理ページ(1)へ


ちょこっと料理ページ(1)へ   ホームトップへ

コンフィ

 浜松へやってきてからもう20年になろうとしています。料理の好きな友達に会うことができて、集まってお話をしたり、外でご飯を頂いたり、自宅の台所で好きなお料理をつくったりしてきました。そんな切れそうで切れない関係がつづいていることに感謝です。

今回は「コンフィ」、、ということでした。コンフィ、、、昔々やったことがあるきりで、全く興味のないものでしたが、材料を持ち寄り、オリーブオイルで弱火、トロトロと煮込みました。舞阪からの魚介の新しさと材料の吟味が良くて、予想以上の美味しさに仕上がりました。味の浸み込んだオイルは色々に使えそうです。
おもたせのデザートでしめくくりも素敵に今回も万歳の一日でした。
(2025.7.02


  ちょこっと料理ページ(1)へ

ちょこっと料理ページ(1)へ   ホームトップへ